簿記3級は意味ないと言われる理由3つと、主婦におすすめな理由7つ

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簿記3級をとっても意味ないって聞きませんか?就職には役に立たないって言われているみたいだし・・・と簿記の勉強を始めるべきか不安になりますよね。

無駄な勉強はしたくないし、せっかく勉強するなら報われたいものです。

私も簿記を勉強する前までは「簿記の勉強、意味あるかな?」と半信半疑でスタートしました。

簿記3級に合格した今、私は簿記3級とってよかったなと思っています。

ということで、簿記3級が意味がないと言われている理由と、主婦にとって簿記の勉強がおすすめな理由を説明していきます。

これを読めば、簿記3級を勉強するメリットがわかります。

目次

簿記3級は意味がないと言われている理由3つ

  • 商業高校で取れるから
  • 履歴書に書いても評価されないから
  • 会計ソフトがあるから

商業高校で取れるから

これは「商業高校を卒業した人なら多くが簿記3級を取っている。だから、たくさんの人が持っていて簿記3級の価値は低い。」という意味だと思います。

確かに簿記3級は商業高校でも取れる資格です。

商業高校の卒業生が全員簿記3級を取って卒業しているなら簿記3級は珍しくもなんともないと思いますよね。

では、本当に簿記3級は日本中でたくさんの人が持っている資格なのでしょうか?

商工会議所のデータによると、2022年度の簿記3級の合格者は123,450名にものぼります。(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-dataより)

とても多く感じますが、これは日本人の人口から考えると約1000人に一人の割合です。

つまり、2022年度に簿記3級の試験を受けて合格した人の割合は日本人の1000人に一人

これが毎年積み上がっていくとしても、10年後にやっと100人に1人です。

「簿記3級を持っている人なんてたくさんいるよ」とは言えない数だと思います。

むしろ、「商業高校で必ず習うほどビジネスには大事な知識なのに、簿記3級を取っている人が少ない」と考えてもいいでしょう。

履歴書に書いても評価されないから

これは「簿記3級はそれほど難しい試験ではないから履歴書に書いても就職に有利にならない。」という意味だと思います。

しかし、簿記3級の合格率は試験によってばらつきはありますが、40%程度です。60%の人は不合格になっており、決して簡単な試験ではないです。

そして、再就職に有利になるかどうかはどんな職場かで変わります。

職場によって求められるスキルが違うので一概には言えません。簡単な簿記の知識があった方がいい職場もあります。

また、簿記3級を評価するかどうかは採用の担当者次第でしょう。

「社会人になってから簿記を勉強して3級取りました」といえば、向上心のある人だと好印象を抱く人も多いはずです。

就職活動で評価されるかされないかは職場や人事の人それぞれで違います

会計ソフトがあるから

これは「会計ソフトがあるから簿記を勉強しなくても会社の会計資料は作れる」という意味だと思います。

しかし、会計ソフトがあっても簿記の知識は必要です。

会計ソフトは道具であり、道具を使いこなすには使いこなすための知識が必要ですよね。

計算は会計ソフトがやってくれて便利ですが、私たちは出来上がった帳簿を理解しておくべきです。

決算書も分析できてはじめて色々なことに役立てることができます。

簿記の知識があるからこそ会計ソフトを十分に使いこなすことができます

主婦が簿記3級がおすすめな理由7つ

  • 一定の会計スキルがある証明になる
  • 再就職で評価される
  • 資格の難易度が高すぎない
  • 努力や勉強ができる証明になる
  • 次の資格へのステップアップになる
  • 個人事業主の確定申告
  • 自分への自信になる

一定の会計スキルがある証明になる

簿記3級を取ることで、相応の会計スキルがある証明になります。

簿記の知識を持っていたとしても、資格がなければどれほどの知識なのかが分からないです。

日商簿記は長年行われている試験なので知名度が高いです。簿記3級の知識のレベルは多くの人に伝わります。

資格を取得することで、自分の簿記の知識の証明になります。

再就職で評価される

再就職の時に簿記3級が全く評価されないということはないでしょう。少なくとも無資格の人よりも確実に印象がいいはずです。

また、業務内容や、採用担当者によって簿記3級でも評価されます。

経理担当ではない一般事務では、専門的とまではいかなくても簡単な会計知識が必要とされることがあります。

働きやすさから主婦に人気の一般事務ですが、長く勤める人が多いため、なかなか求人がありません。そこで、簿記3級を持っていれば資格がない人に差をつけることができます。

特に、事務のパート採用では簿記3級を持っていたら有利になるかもしれません。

深い会計知識を求められない業務内容であれば、評価される可能性が高いです。

資格の難易度が高すぎない

簿記3級試験は約40%の合格率です。合格率は低めですが、しっかり勉強すれば合格できます。

一般的には簿記3級の勉強に必要な時間は100時間といわれています。私は約65時間の勉強で合格できました。

100時間の勉強をする心構えをしてから勉強をすれば十分合格できると思います。

聞き慣れない用語を理解するのに時間がかかりますが、理解すればパスルを解いていくような感覚でスイスイ問題を解けるようになります。

努力や勉強ができる証明になる

社会人になってから資格を取ったということは、自分で勉強や努力していけることの証明になります。

自主的に勉強できる人は意外に少ないです。

令和3年の総務省による社会生活基本調査(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/kekka.html)によると日本人の1日の平均学習時間は13分だそうです。(学業や仕事上の研修の時間を除く)

平均13分というのは、一部の勉強する人が全く勉強しない人のぶんを押し上げた数字だと思われます。

このデータから、余暇の時間に自主的に勉強する人は少ないとわかります。

だから、少しでも勉強するだけで確実に周りと差をつけることができます。

簿記3級は難しすぎず、しっかり勉強すれば確実に合格できる試験なので、難易度的にもピッタリです。

簿記3級に合格すれば、自分で努力して勉強ができる人だということのアピールになります。

次の資格へのステップアップになる

会計のさらに上位の資格を取るためのステップになります。

簿記3級に合格して、もっと学びたいと思ったら次は簿記2級に挑戦する人もいます。

もっと上位の資格として簿記1級や税理士、公認会計士もあります。

また、簿記3級はお金の知識の基礎教養なので、幅広い資格試験にも役立ちます。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験にも簿記の知識が問われる問題があります。

その他のビジネスに関わる資格には簿記の知識が役に立ちます。

個人事業主の確定申告

個人事業主になるときや家族が事業をするとき簿記の知識が役に立ちます。

事業主は確定申告を年度末にしなければいけません。

確定申告するときに帳簿をつけなければいけないのですが、簿記の知識がないと書き方がさっぱりわかりません。

税理士さんなど他の人に任せる方法もありますが、もちろん費用がかかります。

それに、お金のことですからできれば自分でやった方がいいし、他人に頼むにしても本当に信頼できる人に頼みたいものですよね。

もし簿記3級レベルの知識があれば、個人事業主になる時には、自分で確定申告ができるようになります。

もし家族が事業をする時には、会計のことで手伝いができるようになります。

会計周りをしてあげれば、家族本人は事業に集中できてとても喜ばれるでしょう。

自分への自信になる

簿記3級に合格すると努力が認めてもらえたと感じ、自分に自信がつきます。

大人になってから、目に見えるゴールがあることは滅多にないですよね。

合格を目指して勉強するなんて、学校を卒業してからしていない人がほとんどじゃないでしょうか。

久しぶりに勉強してみると、学生時代に戻ったような感覚になります。

コツコツ勉強をして新しいことを知るのも楽しいし、だんだんわかるようになっていくのも楽しくなってきます。

努力していった結果、合格すればとても嬉しいものです。

これまでの頑張りが報われて、努力できた自分に自信が持てます。

まとめ

簿記3級がおすすめな理由7選

  • 一定の会計スキルがある証明になる
  • 再就職で評価される
  • 資格の難易度が高すぎない
  • 努力や勉強ができる証明になる
  • 次の資格へのステップアップになる
  • 個人事業主の確定申告
  • 自分への自信になる

簿記3級は主婦が取っておいて損はない資格です。

「簿記3級は意味ないよ」なんて言葉に負けずに、勉強した先にはきっといい未来が待っていますよ。

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